結局、職人がなくなると外国依存が増大する
日本の建築業界は、今人材が確保できないと悩んでいます。
設計デザインをする若い人材は多数いますが、設計士が実際に設計がデザインをしたものを造形物を作る人材が不足しています。
日本の建築を見ると、なんだか、直線が多く、無機質な感じするものが多い。それをモダン的デザインとほめる方法もあるが、そろそろ、多くの人に飽きが来ています。
実は、モダンデザインは、直線をならべているだけであるので、建築としては、割合簡単な部類に入ります。難しいのが、特殊な造形物、デザイン性のあるもの、簡単に英場、凹凸があるデザインであり、機械で大量生産が難しいものです。例えば、彫刻のようなものです。
それは、職人が手作業で行うものの場合、そんな特殊加工ができる日本人の若い職人が育っていないことも言えます。また、現在、そのような特殊な加工品の世界をやってる職人も、高齢化が進み、ほとんどが60歳以上になっております。
もう10年もすれば、完全に退職していくことが、見えています。完全に人手不足の時代です。
日本の職人が高齢化したことで、いなくなったことで、その作業ができなくなるということでは建築現場では困ります。そのため、外国人の職人に頼ることになります。
私たちのビジネスビジョンは、そこにあります。もともと建材家具を日本に輸入する仕事を長年やってきました。
多くの中国の職人と出会い、彼らの器用な技術には、感銘をうけました。
人は、中国クオリティーだとひと昔前までは、中国の技術をあまり認めていない点もありましたが、今や、日本国内で特注の世界で、費用対効果を出すのは難しく。ほとんどが、国宝級の技術者と超高額な値段ということが言えます。
しかし、一般的なニーズは、そこまでの値段で対応することが難しく、結論、外国の職人に頼ることになります。また、技術継承が難しいのもあり、若い世代の跡継ぎを簡単に生み出すことができないということもあります。
3Dプリンターで対応すればいいという意見もありますが、本物の素材でそれをするのは、まだまだ難しいことが言えます。
それらの条件を考えても我々の行っている『外国人の職人に依頼をして日本の建築を支援する事業』のニーズは、十分にあります。