病院や学校の家具 日本独自の環境基準

コラム

病院や学校の家具

 

実は大変な基準があります。なぜ、大変な事があるかと言えば、病院や学校などの公共性の高い場所では、環境基準でF☆☆☆☆のレベルを求められています。

 

過去に、何度か学校や病院の家具を中国でつくったことがありますが、書類をどうするか悩みした。中国では、E0 という基準が環境基準です。日本のフォースター(F☆☆☆☆)と言われる基準とは違う基準が設けられています。

 

建築確認をする際に、設置する家具に、F☆☆☆☆ の環境基準を適応させているかを証明する書類を添付するように要求されます。

 

中国の一般的な建材メーカーから材料を仕入れれば、日本の基準に適合した書類はだせません。しかし、日本のメーカーから化学製品(ボンド、塗料など)環境基準が適合されているものを調達をして、中国のメーカーに支給して制作をします。そうすることで、日本の適合商材を作ることが可能でした。 

F☆☆☆☆って、日本独自の基準ですから、実は、外国で作る場合、それを証明して、、、と言われても簡単にできずに困ります。

日本のメーカーから必要な材料を仕入れて製造すると、資材の仕入れ値がアップして、それほど目立った格安なものづくりというものができなくなります。しかし、日本では、木工加工などをする職人が減ってきている現状がありますので、それを考慮すると、外国の職人を協力して日本の建築を作り上げるという作業は重要になってくるかと思います。

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